ヨルシカ、YOASOBI、ずとまよの”夜行性”がヒットした背景について語る。



こんにちは。りくおです。

近年の音楽市場を盛り上げている、
”夜行性”と呼ばれる3つのグループを知っていますか?

ぶっち

ヨルシカ、YOASOBI、ずっと真夜中でいいのに。の三つのグループだよね!

全てのグループが、人気急上昇中で、
「夜」をモチーフにしたグループ名になっていることから、
”夜行性”と若者の間で呼ばれています。

※正式にはそれらのグループを好んで聞く人を”夜行性”と呼びます。

※アイキャッチ画像は公式Twitterから引用

ヨルシカ

ボーカルのsuis(スイ)とコンポーザーのn-buna(ナブナ)から結成されたバンド。
2017年に「ヨルシカ」としての活動を開始。

公式YouTubeチャンネル 「ヨルシカ/n-buna Official」

透き通った声が印象的。オリジナリティのあふれた歌詞とメロディーにより、人気を博す。

YOASOBI

ボーカロイドプロデューサーのAyase(アヤセ)とシンガーソングライターのikura(幾田りら)の二人組の音楽ユニット。2020年の紅白にも出場し、注目を集めた。

空前のヒット曲「夜に駆ける」は、ストリーミング数が一億回を超えており、これからも伸び続けていくことが予測される。

ずっと真夜中でいいのに。

フロントマンのACAね(あかね)はボーカルと作詞作曲を手がけており、中毒性のあるメロディーと個性的な歌詞が人気。通称「ずとまよ」。

この曲がYouTubeにアップされたときにたまたまYouTubeを開いていて、
この曲に出会った時は、鳥肌が立ちましたね。
友達に「この人次ブレイクするわ」って言ったのを覚えています。

人気になった理由とは?

これら三つのグループに共通する点は、

いずれもネット発のアーティストであるという事。

当然ながら、個々の力はとてつもなく、
人気になるべくしてなった。と言う感じはしますが、

ネットが普及したこの時代だからこそ、これだけ注目を浴びているのです。

これが、30年も昔の話なら、
ここまで、人気になることは難しかったでしょう。

最近で最も有名なネット発アーティストと言えば、

米津玄師を頭に思い浮かべる人も少なくないでしょう。

上記の「感電」という曲は、
「MIU404」というドラマの主題歌に抜擢されるなど、
近年は、ネット発のアーティストの活躍が良く見られます。

”夜行性”や米津玄師は、SNSをうまく活用して、
知名度を徐々に上げていったのです。

路上ライブで演奏していたら、敏腕プロデューサーの目に留まって
メジャーデビューとか、

音楽事務所に音源を送って、採用されるのを待つのではなく、

自分の持っているアカウントから、コンテンツを作り、
そこに、企業側から来てもらうという形にしたんですね。

これは、ビジネス的視点から見ても
よく考えられていて、

ビジネスは1000人~10000人のうちの一人に大きな影響を与えることが出来る、または、価値を感じるさせることができれば成り立つとされています。

その価値を感じた時に人は、この人の音楽を買って見ようかな。
っていう感じで、お金を払うのです。

自分の音楽を世に出して、たった一人の人生を変えるくらいのインパクト与えることが重要です。

コンテンツは、世の中に出して初めて価値があって、
コンテンツを作っても、外に発信しないと、なにももたらしてくれません。

要するに自分しか聞かないし、見ないんですね。

これを「出さない手紙」理論というんですが、
手紙は、ポストに投函して初めて、相手に届きますよね?
でも出さなければ、書くだけ書いて家に置いたままなわけです。

コンテンツも外に出して初めて、誰かのもとに届く。

ネット発のアーティストは、
この「世に出さなければ、意味がない」というマインドを持っていたから、
成功できたと言えます。



曲のキーの高さが良い

”夜行性”の3グループは全員が女性シンガーで、
それぞれ、かなりの高音域の曲が多い印象があります。

ぶっち

高い曲だったらみんな歌えないから、人気にならないんじゃない?

確かにキーが高い曲は、女性であっても歌うのがむずかしいです。

僕もそれなりにボイトレをしてきましたが、
高い声を出せるようになるのは、至難の技だと思います。

けど、確かに歌うのが難しいんですが、
歌えないとなると、逆に、曲や歌手の希少性が高くなります。

希少性が高くなると、

  • この曲歌えるようになりたい!!
  • こんな歌うたえるなんて、すごい!どんな人なんだろう?
  • やっぱりこの人歌声は最高だなぁ。

と言った感じの事を考えるようになり、
どんどん人気が上昇していきます。

また、キーの高い曲だと、
男性はオクターブを下げて歌うことが出来るようになります。

オクターブ下とは

ドレミファソラシドと音階があったときに、右のドが基準だとすれば、
1オクターブ下は、左のドになります。
ちょうど一個分下げているので、音程がずれることはありません。

もともとが、とても高い音域なので、
オクターブ下(オク下)でうたっても、変じゃないんですね。

だから、高い曲は男性にも支持されるんです。

official髭男dismもそうで、かなり高い音域だけど、
オク下で歌うことが出来るので、みんなカラオケで歌うと思います。
(僕も結構歌わせていただいてます!!笑)

なので、この3グループは男性にも女性にもファンが多いこと分かりますね。

顔出しをしていない・していなかった

「ヨルシカ」と「ずっと真夜中でいいのに。」は、
顔出しをしていません。

YOASOBIは、「THE FIRST TAKE」という
これから、音楽業界を担っていく人の登竜門のようなYouTubeチャンネルに
出演するまでは、顔を世間に公表してしいませんでした。

(コロナウイルスの影響でTHE HOME TAKEとなっています。)

この顔出しをしていないことで、
どんな人が歌っているんだ?というミステリアスな感じが、
多くの人が興味を持ったのではないかと推測できます。

もし、顔を出しても、
YOASOBIの幾田さんみたく可愛ければ何の問題もないですけどね(笑)

ライブ等では、
照明をうまい感じに使って、顔を見せないようにしているそうですよ。
一度見てみたいです。

新人発掘系テレビ番組が増えてきた。

最近のテレビ番組では、
「ネクストブレイクアーティストを発掘しよう!!」みたいな企画をしている、
番組が増えてきています。

深夜の30分番組とかですが、
それに特集されたら、多くの人に関心を持ってもらえるきっかけになりますよね。

夜行性の人気の裏側には、
このような番組の増加が関係しているかもしれません。

ちなみに、その番組は

  • バズリズム
  • 沼にハマって聞いてみた!

などです。
是非ご覧になってみてください。

最後に

夜行性とよばれる、

「ヨルシカ」 「YOASOBI」 「ずっと真夜中でいいのに。」

の3グループは僕も非常に大好きなアーティストたちです。

これからも、素晴らしい音楽を発信していって欲しいですね。

では。



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