マーケティングを実践的に考えてみよう!その4【PDCAサイクル②】

こんにちは!りくおです。

前回、PDCAサイクルのP(計画)について触れまして、
今回は、その後のDCAを見ていきたいと思います。

前回の記事はコチラ

マーケティングを実践的に考えてみよう!その3【PDCAサイクル①】

では本題に入っていきます^^

Dは、PDCAのエンジン

PDCAのDは実行という意味なんですが、
この実行がこのサイクルのエンジンを担っているんですね。

マーケティングの目的は「ほかの商品との差別化・差異化」でして、
誰もやっていないことにチャレンジしてしかなければなりません。

誰も挑戦していないようなことは、失敗する恐れがありますので、
それを行うときに確実に「反対派や否定派」が一定数現れます。

「リスクが高すぎる」とか「ばかばかしい」とか言われるに違いありません。
それでも臆せずに実行しないといけません。

いわゆる「改革」ですね。企業には保守派の人がいますので、変化を基本的に嫌います。
保守派の人は、今の業績をこのままキープしたいという考えのはずです。

でも、保守派の人も新たな改革を起こして、企業がさらにいい方向へ進むのなら、
全く持って止めようとしないでしょう。

ただ、成功するかしないかは50:50なので、そういうギャンブル的な事は排除し、
安定して業績を出したいのです。

もちろん、保守派の人の意見も非常に分かります。
僕も、改革なしでずっと売り上げを出し続けられるなら、そのままでいいと思います。

しかし、そうはいきません。企業はつねにリノベーションをしていかなければ、
参入している市場に置いていかれることになるからです。

他のライバル企業は試行錯誤して新商品を打ち出しているのに、
自分の企業はなにもせずにそのままでいるなんて、どちらがさらなる業績を出すかどうかなんて見るまでもないですよね。

怖くてもチャレンジしなければなりません、
誰もやったことのないことに挑戦するのは当然、怖いです。

でも、ずっと保守的な姿勢でいてものちのち淘汰されてしまうでしょう。
怖がらずにアイデアを出してみましょう!

実行を行うときは「順調」な時にしよう

先程、PDCAのD(実行)の重要性について述べていきましたが、
一つだけ、意識しないといけないことがあります。

それは、「実行を行うときは、順調なときにしよう。」ということ。

順調というのはもちろん、「企業の業績が安定している時」でして、
改革を行うのなら、その時に行うようにしましょう。

なぜなら、不調な時に改革を行っても、コスト問題で打つ手が制限されてしまうからです。
中途半端にリノベーションや商品開発を行って、中途半端な結果がでても意味がありません。

大きな変化は余裕があって、「まだ帰る必要はないな。」というときに起こしましょう。
さもないと、業績が落ちてきて新たに実行しようとしても手遅れなんてことも。。

PDCAのC(チェック)

PDCAのCであるチェックは、
Pで計画をして、Dで実行をした結果がどうだったかを見るものです。

まず、自分たちが想定していた結果より良かったのか?それとも悪かったのか?
想定外の結果が出たなら、なぜそんなことが起きてしまったのか?という真因を見つける必要があります。

その時に重要なのが、

  • チェックは必ず、「現場現物」で行う事。
  • 数値は「個別具体的」な数値を調べる。

まず、現場現物を見てチェックをしようということなんですが、
これは、写真や資料だけで判断するのはダメってことで、

例えば、新商品を出すというときに、商品が出来上がりました!といって写真が送られてきてそれだけでOKを出したり判断してしまっているケースがあります。

それは絶対にダメで、実際にその現場に行って本当にちゃんとしているのかどうか自分たちの目で見て判断するようにしましょう。

そして、個別具体的な数値を調べろとはどういうことかというと、
割合などで判断しないようにすることです。

これは企業のマーケティングだけの話ではなく、
普段の生活にも言えることです。(この考えをアナロジー思考といいます。)

ペットボトル飲料に栄養成分表示が書かれてますよね。
そこをみて、「あ、この飲料カロリー50Kcalしかないやん!!」と、
この商品はローカロリー商品だと思い込んで買うのは、
個別具体的な数値を把握していないんですね。

なぜなら、あの栄養成分表示は、「100mlあたり」だからです。
ペットボトル飲料は大体500mlなので、実際のカロリーは、
50×5で、250㎉となります。

そうなると全然ローカロリーではないですよね、、

と、チェックをするときは、こんな風に具体的な数値を調べないといけません。
確実に具体的なデータを用意しましょう。

柔軟に動こう。計画通りがベストとは限らない。

見出しにもあるように、その時の状況次第で柔軟に行動していきましょう。
初めに立てていた計画が最後まで絶対に正しいとは限りません。

市場は目まぐるしく変わります。
市場を読み切るのは難しいため、状況が変わればやり方を変えましょう。

PDCAのA

最後に、Aのアクション(改善)です。
このAは、今回のPDCAサイクルを回してみて、次に生かせる改善点を探すことです。

PDCAサイクルは成功するとは限りません。当然失敗も起こり得ます。
というかむしろ、失敗の方が多くなるはずです。

ただそこで、「失敗してしまった。もう終わりだ。。」となるのではなく、
「失敗してしまったが、何がいけなかったのだろうか。改善できる点は無いか?」と失敗を次に生かす動きが重要です。

次にまたPDCAサイクルを回す際に、すでに失敗したというデータが残ってあるので、
それを見ながらやれば、前回よりもさらに良い結果がでるはずです。

辞める決断も時には必要

ずっと攻めていればいいという訳ではもちろんありません。
時には引くことも大事です。

A・B・C・Dと段階があるなら、
Aの段階でこの企画はやめようと踏み切るのと、
Dの段階でやっぱりやめようと決めるのなら、

Aの段階で辞めた方が絶対に良いです。
なぜなら、かかるコストが段違いに違ってくるから。

ここでいうコストは、その開発の研究費用や人件費などの金銭的なコストもありますが、
もっとヤバいのが、大量の時間を失ってしまうということです。

時間の浪費というコストが一番の敵です。
時間だけはお金では買えませんからね。

今回はここまで!
ありがとうございました!!^^


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